JCBとBCA、カード事業で提携、インドネシア全大手と提携
日本のカード大手ジェーシービー(JCB)の子会社JCBインターナショナル・インドネシアとインドネシアの民間再王手の銀行であるバンク・セントラル・アジア(BCA)は9月27日、ジャカルタ・タムリン通りのBCAビルで、カード事業の提携にあたり調印式を実施した。
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これまでBCAのクレジットカードは、BCA加盟店のみで利用可能な自行で独自展開しているカードをメインで戦略的に発行してきた。一方、このカードではインドネシア国内のみの利用に限られ、海外利用をする顧客のために個別にビザやマスターなどが付帯されたカードも発行していた。
こうした中、インドネシアでは富裕層の拡大を背景に海外でカードを利用する需要が伸びており、特に日本を訪問するインドネシア人も増えているため、BCAは日本でのサービスが充実したJCBと提携することで、富裕層の取り込みを狙う。本提携に実現にあたっては、2011年からの5年にわたる交渉を経て、今回の発表に至ったという。
インドネシアでは、クレジットカードに付帯している優待店は発行元の銀行が開拓しなければいけないが、BCAはJCBと提携することにより、JCBが国内に保有する約350店舗の独自の優待店ネットワークをそのまま利用することができるようになる。また、JCBブランドの付帯サービスとして、空港ラウンジ、ショッピングガード保険も利用できるようになる。
これまでJCBはメイバンク、BNI、CIMBニアガとカード発行をしており、BRI、マンディリ銀行とも発行について合意している。今回インドネシア国内で圧倒的な知名度を誇る国内最大商業銀行のBCAとの提携が確定したことにより、インドネシア国内大手全ての銀行とのクレジットカード発行が実現することとなる。
ソース:https://lifenesia.com/economic/180-n2-22/
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