2分化するASEAN市場の今後の課題と展望
10月7日、タイのバンコクで「日経アジア300グローバル・ビジネス・フォーラム」が開催され、「東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体の商機と課題」をテーマにしたパネルディスカッションが開かれた。
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海外店舗を9ヶ国に持つバンコク銀行のチャーシリ・ソポンパニット頭取は、現在ASEANの市場は、インドや中国にCLMV地域(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)のゲートウェイとなれる先進国と、平均的な安定成長をする発展途上国に2分化されていると述べた。
ASEANビジネスクラブのモド・ムニル・アブドゥール・マジド会長は、2015年12月末に始動したASEAN経済共同体について、ASEANの大きな成長の原動力になるとしながらも、「効果を生み出すには忍耐強く、各国にとって最適な仕組みを作る必要がある」として、各国政府による関連制度の共通化、簡素化が必要との認識を示した。
統合による関税撤廃は大企業に利益をもたらす一方、自由貿易は中小企業にとっては大きな挑戦となる為、各政府は、地元の中小企業をサポートする政策の実施を迫られている。
(参照)http://www.nationmultimedia.com/business/Asean-has-become-a-2-tier-market-business-forum-to-30297177.html
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