格安スマホ「フリーテル」、世界4位と提携で中南米に拡販
「フリーテル」ブランドの格安スマートフォン(スマホ)を開発・販売するプラスワン・マーケティング(東京・港)は世界4位の契約回線数を持つメキシコの携帯電話大手アメリカ・モビルと提携し、中南米12ヵ国で格安スマホの販売をすると発表した。新興国向けに4000円以下の格安機を開発し、1年間で100万台の販売を目指す。
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プラスワン・マーケティングは2012年設立のベンチャー企業で、自社で携帯電話の設計・開発を行い、中国企業に製造を委託している。日本国内では1万~4万円と低価格帯のスマホ販売に加え、NTTドコモから通信回線を借りて格安スマホ向けの通信サービスを手掛ける。国内売り上げは好調で、今年から東南アジアや南米を中心に海外での販売を本格化している。
同社は既にペルーとメキシコに進出済みで、今年10月にはエクアドル、年内にメキシコとコロンビアで発売。その後もジャマイカ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、ウルグアイ、パラグアイ、グアテマラ、アルゼンチンに順次広げる。
同社が相次いで中南米に進出する背景には、メーカー間競争が激しくない地域で現地シェアを高めるという当面の海外戦略がある。バングラディッシュやベトナムなどを含む海外全体の販売台数を18年度に700万台増やすほか、国内を含む総販売台数は1000万台と15年比30倍強に伸ばす予定だ。
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