2016年9月8日

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ダイキンがマレーシアにエアコン製造の新工場建設

ダイキンがマレーシアにエアコン製造の新工場建設

ダイキン工業は商業施設や空港などに設置する大型空調機器の新工場をマレーシアに建設し、2018年に稼働させる計画だ。現在は中国から東南アジアに輸出しているが、現地で生産して価格競争力を高める。建設ラッシュが続く東南アジアでは大型空調機の需要が急拡大しており、販売体制の強化で同製品市場をリードする米企業を巻き返す。

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新工場は首都クアラルンプール近郊に建設され、初期投資は30億円超。販売体制の拡充に向けて、東南アジアの大型空調機事業の統括会社をマレーシアに設立する。新会社が製造と販売を一体運営し、顧客ニーズに細かく対応するほか、長期のメンテナンスも請け負うことで収益性を高める。
 
東南アジアでは商業施設や高層ビルの建設が相次ぎ、業務用の大型空調機は需要拡大が続いている。東南アジアの市場規模は年1000億円程度とされており、年1割以上のペースで成長が見込まれる。
 
ダイキンは東南アジアの大型空調機の事業規模を早期に現在の3倍の年300億円に引き上げる考えだ。同社は主に先進国と中国を拠点としてきたが、今後は成長が見込めるアジア・オセアニアに注力し、19年3月期の同地域の売上高を16年3月期の3割増である3800億円にする計画だ。

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