東横インがフィリピン進出、2017年2月にセブで開業の見込み
日本で257軒のビジネス・ホテルを展開する最大手の東横インがフィリピン・セブに初進出する。これは同社が進めている海外ホテル・チェーン作りの一貫として開業するもので、続々と新規ホテルが開業するセブ地区で日本式のホテル経営がどこまで通用するか注目を集めている。
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所在地はセブ首都圏を構成する隣接市のマンダウエ市で、既存のショッピング・センターの建物の上に建造され、ホテルとしては13階建てで、部屋数は485と、セブ地域でも部屋数では最大規模を持つ。
建物は2012年に着工した鉄骨造りで、開業まで5年もかかる異例の長さだが、建造中には2013年10月にあったボホール地震や未曾有の被害を出した台風にも遭遇している。
東横ホテルの経営陣が、立地環境として不利と思える同地区にホテルを開業する理由は定かではないが、当初、この建物は韓国系の高級ホテル・グループが開業するという噂が流れていた。
なお、同ショッピング・センターを経営する会社はマクタンのリゾート地区にある韓国系ホテルを買収してホテル業に乗り出していて、その動きと関係があると見られている。
同ホテル前の道路はセブでもホテルや日本食レストランの多い通りで、また渋滞でも有名な通りとなっている。
また、同所からいくらも離れていない埋め立て地区にも大きなホテルが建設中で、増々ホテル競争の激しくなったセブ地区で、東横インがどこまで伸長できるかは未知数。
値段、設備、サービスというホテル業の基本が最後は利用者を呼び込む決め手になり、同社が外資系資本としてどこまでそのニーズに応えられるかが勝負と見られている。
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