フィリピン:メダルを獲ったら莫大な現金を手にする選手
フィリピンの場合、公的組織からよりは富裕な個人の懐から出されるのが多く、最近では下院議長が金に300万ペソ、銀200万ペソ、銅100万ペソの賞金を出すことを表明している。
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この結果、これまでに提供された賞金で金3300万ペソ、銀1700万ペソ、銅700万ペソがメダル獲得者に与えることとなった。
フィリピンの法定最低賃金が1日当たり500ペソ前後、土地付き一戸建ての家が200~300万ペソで買える状況からメダルを獲得した選手は一気に富裕層入りするのは間違いない。
フィリピンは1924年パリ大会から夏季五輪に計21回参加しているが、金メダルの獲得はなく、これまでに銀3銅7の計10個を獲得している。
報道によると事前のメダル獲得は東京大会では金2、銀2、銅1が予想され、フィリピン初の金メダル獲得が期待され、予想通りであったらフィリピン史上最高の成績になるが、予想は予想で競輪競馬の予想とレヴェルは変わらない。
なお、前回リオ・ジャネイロ大会では重量挙げでフィリピン空軍兵士が銀メダルを獲得して、多額の賞金と家を与えられているが、この選手は銅メダル獲得が予想されている。
22回目の参加となる東京大会では金メダルが有力なのは体操の床運動とボクシング女子フェザー級で、どちらの選手も世界選手権で優勝した実績を持つ。
この様に期待が高まる中、フィリピン選手団は日本で合流するゴルフの笹生優花などを含めて19人となり、フィリピンの大会関係者は金2、銀2、銅2とになるのではと皮算用をはじき、さらに賞金を上積みする旨を述べている。
こういったメダル至上による国威発揚を計るオリンピック・ビジネスは既に破綻しているという指摘もある中、メダルを獲って一攫千金を狙う選手は後を絶たず、アマチュア精神は死語となっている。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=538
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