2016年7月28日

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iPhoneの不調で経営不振のアップル、自動車事業に参画か

iPhoneの不調で経営不振のアップル、自動車事業に参画か

スマートフォン(スマホ)「iPhone」やパソコン「Mac」、タブレット「iPad」で知られる米アップルが26日発表した4~6月期決算は売上高が前年同期比15%減の423億5800万ドル(約4兆4300億円)と2四半期連続の減収となった。主力製品であるスマホ、タブレット、パソコンが揃って販売減となる苦しい状況下で、同社が新事業として検討しているのが電気自動車(EV)の開発だ。

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同社製品の販売台数は「iPhone」15%減、「Mac」11%減、「iPad」9%と軒並み低迷している。地域別の売り上げをみても唯一23%増を記録した日本を除けば、中国33%減、米州11%減、欧州7%減と低調である。
 
アップルはシリコンバレーで東京ドーム6個分にもなる巨大な工業用地を取得しており、同社の主要取引先部品メーカーは「自動車の実験・開発施設しかない」と声を揃えている。すでに公然の秘密となっているアップルの自動車開発は起爆剤として期待されており、同社はEVに搭載する自動運転技術の開発も同時に進めている。
 
アップルは自社生産を行っておらず、EVについても「i Phone」の生産を手掛ける鴻海(ホンハイ)精密工業や独自動車部品大手のボッシュ等が生産委託先として有力視されている。又、アップルの参入によって自動運転技術を巡る各自動車メーカーの技術者獲得争いが更に激化している。
 
photo by Joe Ravi

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