香港:4人の過激派が台湾への密航に成功
台湾に庇護を求めるため海路で逃亡を図ったデモ隊12人が広東海警局に逮捕されたことが分かったが、これまでに少なくとも4人が台湾への密航に成功したことが明らかになった。
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8月28日付香港各紙によると、4人はいずれも逃亡犯条例改正反対デモで知名度のある若者で、2人はすでに解散した自決派組織の元メンバー、1人は香港独立派、1人は本土派のメンバーとなっている。4人は高額な密航費用を支払って香港から高速艇で中国本土に密航し、さらに福建省から台湾に密航した。
特に香港から本土への密航では2隻の高速艇が並走。これは密航業界の慣例としてVIPまたは高価な密輸品を運ぶ際の護送に当たり、本土や香港の水上警察に追跡された場合に撹乱する役割を持っている。
密航業界では最近、新型コロナウイルス(COVID―19)対策の隔離措置を避けたい香港市民が本土に渡るのをサポートしたり、珠海市などへ遊びに行くなどの市民のために毎日にように高速艇が運航されており、運賃は往復2000元などとなっている。また通常は本土から往復ビザで来港する風俗嬢も防疫措置のために大幅に減少しているため、密航業者が暴力団に協力して本土やベトナムから出稼ぎ風俗嬢を運んでいる。
こうした密航者が新型コロナの隠れた伝播者となり本土や香港でのウイルス流行をもたらすリスクを潜んでいるため、本土の海警と香港の水警は相互情報交換やパトロールを強化している。
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