香港:駐港国安公署、銅鑼湾に臨時基地
「香港版国家安全法」に基づき設置される中央政府機関「中央人民政府駐香港特別行政区維護国家安全公署」(駐港国安公署)が7月8日に開設された。
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同日の香港メディアによると、駐港国安公署は銅鑼湾のビクトリア公園前のホテル「維景酒店」に設置。消息筋情報ではここは臨時オフィスとして同署人員が駐在するもようだ。開設式には中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の駱惠寧・主任(国家安全事務顧問)、駐港国安公署の鄭雁雄・署長、全国政協副主席の董建華氏と梁振英氏、林鄭月娥・行政長官らが出席。
林鄭長官はスピーチで「基本法は香港特区に国家の安全のために現地立法を行うことを要求しているが、さまざまな原因で返還から23年を経てもいまだ憲制義務を果たしておらず、香港に国家安全の面で無防備な状況をもたらしていた」と指摘。さらに「昨年6月以来、香港は暴力による衝撃を受け、社会の動乱が経済、民生、市民の権利と自由に深刻な影響を与えた」と述べ、香港版国家安全法の立法によって香港は安定を回復し、市民の自由と権利もさらに保障されると強調した。
7日発行の『東週刊』のスクープによると、駐港国安公署は暫定的に300人余りの人員編成となり、中連弁より少ない。同ホテルを臨時オフィスとするほかに永久オフィスの場所も模索している。同ホテルは2002年にオープン。香港中旅集団傘下のホテルで33階建て、計266室の客室を擁する。
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