フィリピン:新型コロナ対策安全度 フィリピンは55位と低評価
香港の民間団体が世界200ヶ国と地域の『新型コロナウィルス』に対する安全度を数値化したところ、フィリピンは総合で55位となった。
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収集したデータは『医療体制』、『防疫の効率性』、『政府の効率性』、『緊急時体制』、『周辺地域の回復力』、『監視・検出精度』の6項目に渡った。
この中でフィリピンの評価が高かったのは『医療体制』で32位であった。
次に『防疫の効率性』が49位、『政府の効率性』が51位、『緊急時体制』が61位、『周辺地域の回復力』64位、『監視・検出精度』65位となった。
国別でトップであったのはスイスで、以下ドイツ、イスラエル、シンガポールと続き、日本は5位に入った。
6位以下はオーストリア、発生国と目される中国、オーストラリア、ニュージーランド、韓国が10位に入った。
中国の圧政に押される香港は13位、封じ込めが成功していると国際社会から評価の高い台湾は16位であった。
アセアン加盟国では、死者を1人も出していないとされるヴェトナムが20位、マレイシア30位、タイ47位とフィリピンより上位に入った。
フィリピン以下はミャンマー83位、感染者数が東南アジアで一番多いインドネシアが97位、カンボジア98位、国内の制圧の成功したと政府が発表したラオスが99位となった。
この調査が各国の実態を正しく反映していないと指摘する向きもあるが、数値化して実態を明らかにしたことにおいては参考になるようだ。
低評価のフィリピンだが感染者数は激増中で、6月14日現在で感染者数は25930人、死者1088人を数え、回復者が5954人と非常に低く、こういった中、フィリピン政府は3月以来の規制を緩める方向に入っているが、見切り発車との批判が強い。
特にセブ市などは同日現在で感染者は3361人に達し、全国の市町村で最大の汚染都市となり、市の防疫体制に対する批判が高まっている。
こういった状況を受けて数日中にも発表される、解除の方向に入っていたマニラ首都圏やセブ市、ダヴァオ市など激増している地域の規制は後戻りするのではないかと見られている。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news01&config=&command=body&no=502
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