香港:カラオケ・雀荘などの閉鎖で混乱
特区政府は4月1日、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行に対応しカラオケ、雀荘、ナイトクラブを閉鎖した。
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2日付香港各紙によると、行政会議が1日の特別会議で関連規定を採択し、政府が官報に掲載し午後3時から発効した。だが政府は5時56分に新措置を発表し、6時からカラオケ、雀荘、ナイトクラブは2週間(15日午後5時59分まで)強制閉鎖となった。
多数の感染者が発生したバーと1日に感染者が確認された美容サロンは強制閉鎖には含まれなかった。当初閉鎖の情報が流れた美容サロン、マッサージ店、クラブハウスは防疫措置の強化となり、店内ではマスク着用、体温測定、消毒液提供が義務付けられた。
6時を過ぎると各地でカラオケや雀荘が店を閉め、警察と食物環境衛生署の職員が旺角や油麻地でナイトクラブなどの巡回を始めた。特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長は「当局は全速力で関連措置を実施しているが、初期のうちは法執行要員も新規定を熟知していないため勧告するにとどまる」ことを認めた。
また香港美容業総会の葉世雄・主席は「政府の新措置は情報が混乱し、美容業界では休業する必要があると思って即時に顧客を帰らせたり、予約を取り消したりした」と批判。食物及衛生局の陳偉基・副秘書長が「ウイルス流行状況は変化が速く政府は短時間で果断な措置を取らねばならないことを理解してほしい」と述べ、当局の指示による混乱について謝罪した。
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