中国、米中貿易協議に鍾山商務相を投入 対米強硬派と米警戒
米メディアなどによると、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン財務長官は9日、中国の劉鶴副首相と鍾山商務相と電話会談を行ったという。鍾山商務相が、米中貿易協議に新たに加わったことが分かった。
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トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は6月末、5月以降に中断していた米中通商協議の再開で合意した。
米紙ワシントン・ポスト10日付は、鍾山商務相が初めて協議参加者として名前を出したことに注目した。米政府高官と与党共和党関係者は、トランプ政権は、米中貿易合意が難しくなると懸念を示している。トランプ政権は鍾氏を対米強硬派と見なしているという。
米中央情報局(CIA)の元中国問題アナリストは同紙に対して、交渉の席に鍾氏が加わったことは、今までの協議で劉副首相が局面を突破できなかったことへの中国当局の失望感を反映しているとの見方を示した。中国指導部は、より政治的な手腕を発揮できる人を交渉に参加させたい狙いがある。「中国当局は、鍾氏に対してより強硬な姿勢を出すようにと指示したかもしれない」
トランプ大統領の元補佐官、スティーブン・バノン氏は、鍾山氏について「強硬派中の強硬派だ」とした。
ソース:https://www.epochtimes.jp/p/2019/07/44844.html
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