シンガポール:アジア開銀が事務所開設、国際決済銀行はイノベーションハブ
アジア開発銀行(ADB)はシンガポールに事務所を開設する。民間セクター業務の強化が狙いだ。中央銀行の銀行と言われる国際決済銀行(BIS)はイノベーションハブの開設地に、スイスのバーゼル、香港と並びシンガポールを選んだ。今後、米州、欧州にも開設する。
ソース:http://www.asiax.biz/news/50641/
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ADB事務所開設の合意書には大阪におけるG20首脳会議に際し、中尾武彦総裁とシンガポールのヘン・スイーキアット副首相・財務相が当たった。
ADBはシンガポールの金融システム、サービスネットワークを活用し、域内インフラ需要に必要な資金の民間からの調達を図る。ADBは、アジア途上国が経済成長の勢いを持続するためには、2030年まで毎年1兆7,000億米ドル(約183兆円)のインフラ投資が必要と推測している。
BISのイノベーションハブでは、中央銀行業務の重要な潮流を見付け、洞察し、国際金融システムを改善するため技術の領域で公共財(多数の人が共同で消費できる財やサービス。国防・警察・ 消防・道路など)を開発し、またイノベーションに関し中央銀行関係者が集う場所として機能する。
具体的にはフィンテック(革新的金融技術)の問題について中央銀行同士の協力、提携をはぐくむ。
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