フィリピン:ダバオ地方、マラリアの脅威なき地域に
保健省ダバオ地方事務所(Department of Health:以下DOH-DVO)は2017年7月以来、ダバオ地方をマラリアフリーな地域として宣言している。これは、地方全体で実施されている徹底した健康プロジェクトのおかげである。
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一方でDOH-DVOのAntonietta Ebol氏は、リージョン11のいくつかの地方は完全なるマラリアフリーとは宣言されていないと述べた。同氏によれば、ダバオ市では過去2年間にわたりマラリアの感染ケースがゼロであるにもかかわらず、マラリアがないという確証を得るには、さらに3年が必要であるそうだ。
感染ケースがゼロと記録された背景には「新技術の開発、殺虫処理済みの蚊帳の徹底的な使用、マラリアの早期診断、症状の監視および最終症状への追跡調査、そして有効な治療」が深く関わっている。
DOH-DVOは、2022年までにマラリア感染数を90%まで減らし、2030年までにはマラリアフリーな国にすることを目指していると明らかにした。
ダバオ市はマラリアフリーに向けて、健康プロジェクトの継続が必要である。また、地方住民へ予防行動を促すことを目的とした草の根キャンペーンを実施すれば、マラリアの脅威がない国が実現可能ではないだろうか。
ソース:https://davawatch.com/articles/2019/06/04/13941.html
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