ベトナム:大手多国籍小売チェーンが常に成功するとは限らない
9000万人の消費者を擁するベトナムの小売市場は非常に有望視されていたものの、多くの小売業者がいったんベトナムを離れざるを得なくなった。
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フランスのスーパーマーケット・チェーンであるAuchan Retailは、ベトナムの18店舗のスーパーマーケットを売却すると発表した。
昨年の売上高は5040万米ドルで、赤字が続いていた。Auchanは2015年にベトナムに進出し、現在ではハノイ、ホーチミン、タイニン省に18店舗のスーパーマーケットを展開している。
2018年の財務報告書では、ベトナムはいまだ利益を上げることができない二つの市場の一つとして言及された。そのフランスの大手小売チェーンは、いまだ市場に適したビジネスモデルを見つけることができず、ベトナムで損失を被っていると述べていた。
Auchan代表は、Auchanがベトナムの小売業者と18のスーパーマーケットの売却について交渉していることを認めた。売却が完了すれば、正式に撤退する。
これに先立ち、パークソンはベトナムに残っている店舗の一つを閉鎖すると発表した。ライオングループの子会社であるパークソン・ホールディングス・バーハード(PHB)に所属していたパークソンは、2005年初めにベトナム市場に参入し、最初に店舗を開拓した会社の一つであった。ベトナムでの最初の数年間、そのマレーシアの小売業者はここで大きな可能性を見出し、事業拡大のための非常に野心的な計画を立案した。しかし、市場シェアの競争には少しずつ敗れていった。パークソンは2014年以来、ベトナムのネットワークに資金を注ぎ込むことをやめた。次の年には業績不振のため百貨店を閉鎖した。
パークソンのレポートによると、ベトナムでの事業は東南アジア市場の中で最悪であった。そのマレーシアの小売業者は、ますます多くのショッピングモールが出現しているため、ベトナムの小売市場は引き続き厳しいとコメントしていた。
5年前、近代的な卸売スーパーマーケット・チェーンの最大手と考えられていたメトロキャッシュ&キャリーは、長年の損失を抱えた後、タイのTCCグループに譲渡された。
メトロキャッシュ&キャリーは、ベトナム人がこのモデルに慣れ始めた2002年にベトナム市場に参入した。だが、14の市・省に19店舗のショッピングセンターを建設し、五つの中継倉庫を建設し、3600人の労働者を雇用した後、撤退を余儀なくされた。売上は増加していたが、報告された利益は芳しくなかった。2013年に発表された国税庁の報告書によると、メトロキャッシュ&キャリーが不採算の外資系企業のトップであった。ベトナムでの12年間の操業期間中、2010年がメトロキャッシュ&キャリー社が報告した唯一の利益、1160億ベトナムドンであった。一方、同社は残りの数年間、890億ベトナムドンから1600億ベトナムドンの損失を計上した。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3871.html
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