「川崎重工業」がインドにて建設機械用油圧機器の新工場を完成
川崎重工業は17日、現在同社が所有する工場と同じ、インドのベンガルール市内に建設機械用油圧機器の新工場を完成させたと発表し、2月16日には開所式も執り行われた。
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経済成長と人口増加が著しいインドでは、世界各国からのインフラ投資が熱を帯び、建設業界が活況を呈している。建設機器の需要の増加は、高速道路、港湾開発、鉄道網整備など、様々な分野で急伸している。このような背景を受け、同国市場において油圧ショベルの需要が高まっており、現地の建設機械メーカーからの油圧機器需要に応え、新規需要の開拓を目的として、今回の新工場の建設に至った。川崎重工は新工場を建設したインドをはじめ、日本、アメリカ、イギリス、韓国、中国に軸を置き経営強化に取り組んでいる。
海外からのインドへの投資で近年大きく存在感を増しているのが中国だ。中国国内の経済の成長を受けて、多くの中国企業が海外、特に東南アジアのインフラ投資に積極的だ。この中国の動きに対抗するべく、2018年後半に日本は、米国やオーストラリアなどとインドのインフラ投資などで連携を組むことを発表しており、同国の世界からの注目度の高さがうかがえる。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
まだまだ発展途上で中長期的な成長が大いに期待できるインドは、日本企業にとっても大きなポテンシャルを秘めた市場だといえるだろう。そのポテンシャルの高さから、各国企業との競争も激しいが、日本が誇る技術や信頼は、同国の建設業界の成長に大きく寄与しており、同国経済にとってもプラスの要素として考えられているのは間違いない。
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