シンガポール金融庁が国内外企業の上場を誘致 証券アナリストの育成も支援
ヘン・スイーキアット財務相は1月14日、シンガポール取引所(SGX)への内外企業の上場を後押しするため、上場費用の一部を補助する仕組み「シンガポール証券市場助成(Gems)を導入すると発表した。証券アナリストの育成も支援し、より多くの上場企業がアナリストの調査対象となるようにする。
ソース:http://www.asiax.biz/news/48824/
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資金を拠出するのは中央銀行に相当するシンガポール金融管理庁(MAS)で、SGXが管理する。
SGX上場を目指す企業(外資系を含む)は法律サービス、証券引き受けなど上場経費の一部について補助を受けられる。不動産投資信託は補助の対象外。
補助額は、金融技術、消費者向けデジタル技術、オンデマンドサービス分野の企業が上場経費の最大70%で、上限は100万Sドル(約8,000万円)。先端製造、ハブ業務、物流など高成長分野の企業は同20%で、上限は50万Sドル(約4,000万円)。ほかの分野の企業は同20%で、上限は20万Sドル(約1,600万円)。
アナリスト育成支援では、新卒者採用に対し給与の70%を、ベテランアナリスト採用には50%を補助する。中小企業をカバーするアナリストの輩出が狙い。有望な中小企業をアナリストの調査対象にしてもらうことで、投資家の関心を刺激する。
証券取引所間では上場誘致競争が起きており、SGXは香港市場に負けるケースが多い。
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