マレーシアとシンガポールのジョホールバル港主権論争 依然膠着状態に
シンガポール、マレーシア両国間で勃発した主権をめぐる紛争2日目の12月5日、シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相はマレーシアのサイフディン・アブドラ外相と電話会談したが、互いに主張を譲らず、話し合いは平行線をたどった。
ソース:http://www.asiax.biz/news/48533/
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マレーシアのマハティール首相がこの問題で発言したこともシンガポールの態度を硬化させた。
マレーシアがジョホール・バル港の境界線を一方的に東に広げた行為をシンガポールは問題視している。シンガポール運輸省はシンガポールの領海はトゥアス周辺の、これまでの港湾の境界まで及ぶとしており、シンガポール外務省はシンガポールに対する主権侵害であり国際法違反と主張。バラクリシュナン氏はこうした立場をサイフディン氏に伝えた。
マレーシアのローク運輸相は、新境界がシンガポール海域を侵したとのシンガポールの主張は正確性を欠くと指摘。マハティール首相も、新境界はマレーシア海域内にあると強硬だ。
シンガポール外務省によれば、マレーシアが定めた新たな港湾境界線は、マレーシアが1979年に作成し、マレーシアの領海だと主張した境界をも越えているという。
バラクリシュナン氏は、ジョホール州パシル・グダン上空の利用に関する問題もサイフディン氏と話し合った。
一方マレーシア側は、紛争解決のため運輸相同士の会談を提案したことを発表した。
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