セゾン情報システムズが上海でセミナーを開催 中国への積極的展開を目指す
【上海発】セゾン情報システムズ(内田和弘社長)は11月27日、中国上海市でプライベートセミナー「HULFT DAYS 2018 CHINA」を開催し、中国での取り組みなどを紹介した。内田社長は「中国は特に大切なマーケットだ」と述べ、養老や製造を中心に事業を展開していく考えを示した。
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内田社長は、セミナーの最後に謝辞を述べ、「中国は特に大切なマーケットだと認識しており、開発部隊も上海に設置している。来年のイベントでは、中国のお客様も主要顧客の中に入ることを願っている」と話した。
セミナー後の取材に対しては「中国は高齢者の数が多く、養老に対しては中国政府の課題意識が高い。また製造業は、中国に進出する動きだけでなく、中国から米国や欧州、南米に進出する動きもある」と説明し、中国を中心としたビジネスチャンスの広がりに期待した。
セミナーでは、同社の製品戦略などが説明された。中国現地法人・世存信息技術(上海)の斧江章一副董事長は、中国のデイケアセンターと政府向けに提供するHaiDu Data Spiderを利用したスマート養老ソリューションが高く評価されていることを挙げ、「中国での非常に大きな期待に応え、さらに超えていくことがわれわれの使命だ」と語った。
その上で「中国市場で導入を拡大するためには、ソリューションの展開が必要だが、われわれだけでは難しい。戦略的パートナーシップをさらに拡大していくことが課題だ」とし、「パートナーの皆さんの事業に貢献し、一緒に成長していくことで、中国でのビジネスをもっと大きくしていきたい」と力を込めた。
パートナーの講演では、いずれも中国企業の光環クラウドデータと上海通聯金融科技発展の幹部が、セゾン情報システムズと協力するメリットなどを紹介した。日系企業からは、KDDI上海SL企画部の守岡純治部長が登壇し、「セゾン情報システムズの製品を使うには設定だけで済むため、費用の削減や開発時間の短縮を実現することができる」と説いた。
(週刊BCN+ 齋藤秀平)
ソース:https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20181128_165308.html
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