アリババのジャック・マー会長の退任報道 中国国内の反応は?
中国の阿里巴巴集団(アリババグループ)の馬会長の退任発表について、中国国内はどう反応したのか。
この記事の続きを読む
中国メディアは、アリババの今後の事業に「それほど影響しない」との論調で報じた。一方、インターネット上では、これまでの功績を称え、今後の活躍を期待する声が上がった。
第一財経日報は、11日の紙面で「馬会長の精神と理念は、必ずパートナーに継承され、アリババを未来に導くだろう」と論評。
21世紀経済報道は、馬会長にインタビューした際、「私の引退は、アリババになんの影響も出ない。アリババのチームとパートナー制度には絶対的な自信を持っている」と答えたことを紹介し、「馬会長が退任した後も、アリババは継続的に成長する」と伝えた。
経済観察報は、9日に馬会長の退任が発表された後、自社のサイトに「アリババは“ヒーローのような人物”を必要としていない」との記事を掲載。
アナリストの分析として「アリババのシステムはすでに出来上がっており、ネット通販事業やクラウド事業などの業務は順調に発展している。馬会長が退任しても、アリババに対する影響はそれほど大きくない」とした。
国営の新華社通信は「創業者と株主構成の変化は、事業に影響する可能性がある」としつつ、「インターネット経済がどうなるかは、馬会長一人のことではなく、世代全体で考えることだ」と指摘。「馬雲時代」の後のアリババの発展に期待した。
馬会長は、中国では「インターネット業界の父」として尊敬されており、若者を中心に「お父さん」の愛称で親しまれている。馬会長が、退任後は教育界への復帰を表明したことで、ネット上では「馬先生」の愛称が登場し、馬会長の決断を歓迎する意見が出た。
(週刊BCN+)
Photo by 好樣視覺影像 VG Photo Studio 林鼎皓 on Flickr
ソース:https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20180911_164045.html
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
ITビジネスの+αを提供する情報サイト / 日本や中国のIT産業の情報が満載
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由