カンボジアの対日貿易が急増 日系企業のシハヌークビル港SEZ進出にも期待
日本貿易振興機構は、今年6月におけるカンボジアの国際貿易について、2017年同月に比べて日本への輸出量が20%超、輸入が30%増加と、著しく伸びていると発表した。
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同国では唯一の国際港であるシアヌークビル港の拡大、日本式の通関システムの導入検討、新空港建設計画、国内輸送網の充実など、近年国際および国内輸送網が充実してきている。
カンボジア商務省の発表によると、2018年前期において同国はおよそ1.9億ドル相当の商品を日本より輸入し、7億ドル相当の輸出が行われた。輸出品の多くはアパレル、履物、電子部品であり、日本からは機械類、乗用車、電子機器のほか、牛肉や鉄鋼なども輸入されている。
Export and Import Departmentの担当者であるHo Sivyong氏も、日本がカンボジア国内で生産された商品に大きな関心を示していることや、同国内での加工・包装工場の建設に向け、日本の投資家を誘致したい考えを明らかにしている。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
カンボジアは人口約1,470万人、30歳未満の人口は全国民の70%と非常に若い国とされている。このことから同国は労働力が豊富名上に人件費も安いため、多くの海外企業が現地での事業展開を図っている。
今後、同国で最も注目されるのは、シハヌークビル港およびシハヌークビル港SEZへの日本企業の参画だろう。8月1日に開催された「海外港湾物流プロジェクト協議会 第5回メコン・ベトナムWG」でもシハヌークビル港SEZの施設と電気料金・保税区構想等の魅力に関しての説明が行われるなど、その注目度は高い。
また同国政府は経済特区の設置を通じて積極的な外貨誘致政策も取っており、進出企業は付加価値税の免除などの優遇処置があり、企業にとっても嬉しいアドバンテージとなっている。
(参照)https://www.khmertimeskh.com/50518756/trade-with-japan-expands/
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