【フィリピンへの外貨持ち込み違反】 2,000万円所持の日本人 セブの空港で摘発
この7月に第2ターミナルが開業するマクタン・セブ国際空港で6月12日(火)、32歳の日本人(本籍東京)が2000万円の札束をキャリー・ケースの中に入れて入国しようとしたが、税関のX線装置によって発見され、日本人は身柄を拘束された。
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外貨の持ち出し、持込みについては各国に規定があり一定額を超えると税関に申告する必要があり、日本から持ち出す場合は100万円以上、フィリピンに持ち込む場合も100万円を超えた場合となっている。
今回のケースでは日本側の検査が簡単にすり抜けられた問題もあるが、フィリピン税関では大金を所持する可能性の高い日本人を重点的に調べているとの情報もあり、その網に引っ掛かった。
この32歳の男がどのような目的でセブに大金を持ち込んだかは当人が明らかにしていなくて不明であるが、裁判所は6月14日に6万ペソ(約13万円)で身柄を解く保釈を認めた。
税関が公開した押収された札束は異なる金融機関の封筒に100万円ずつ入っていて、小出しに日本の金融機関から引き出したことが分かり、職業不詳のこの日本人は何らかの犯罪組織に関与しているのではないかとの憶測も流れている。
今回の摘発では当人のパスポートは当局に押さえられているために日本への帰国は難しく、フィリピン財務局に没収された2000万円も無事に戻るか不明で、戻ったとしても返還のために莫大な資金と時間のかかる裁判は避けられない。
こういった日本人の起こした事件は在フィリピン日本大使館セブ出張駐在事務所に連絡が入るが、事務所では人道的案件を除き直接関わらず、セブで活動するフィリピン人弁護士のリストを提供している。
このため、セブ在住の怪しげな日本人が事態解決のために暗躍することも多いが、善意ではなく金儲けと見た方が良い。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=463
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