トヨタ自動車が配車サービスのGrabに約1,100億円を出資 コネクテッドカーの提携強化
配車サービス大手のグラブは6月13日、トヨタ自動車から10億米ドル(約1,100億円)の出資を受けると発表した。配車サービス業者に対する自動車メーカーからの出資ではおそらく過去最高額。
ソース:http://www.asiax.biz/news/46828/
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両社は昨年8月、提携で合意しており、今回の資本提携を通じ「コネクテッドカー」(常時インターネットに接続している自動車)の領域で提携を強化する。トヨタ自動車は取締役と執行役員をそれぞれ1人、派遣する。
グラブは東南アジア8カ国で相乗りやタクシー配車サービス、レンタカー事業を展開している、シンガポールを拠点とする企業。
配車サービスは世界的に市場が急拡大しており、トヨタは米大手ウーバーにも出資。日本企業のJapanTaxi(旧日交データサービス)には75億円を出資している。
ほかの自動車メーカーでは、ホンダと韓国の現代自動車がグラブに出資。米GMと独フォルクスワーゲンも配車サービス業者に出資している。
トヨタは自社開発の通信機器をグラブのレンタカー100台に搭載しており、運転パターンやブレーキのかけ方など運転特性のデータを活用する。安全運転のドライバーの保険料を安くするなどのサービスを提供する。
SPHメディア・ファンドのチュア代表は「配車サービスが主流になれば自家用車需要は減少する。このため自動車メーカーはヘッジ手段として配車サービス業者へ出資している」とコメントした。
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