ベトナム・カントー市、日本に投資を要請 ハイテク農業、IT技術などの9分野に焦点
ベトナム南部に位置するカントー市は、4月19日に開催されたワークセッションにて、日本企業に向けて9つのプロジェクトへの投資を呼びかけた。これらのプロジェクトにはハイテク農業および産業、IT技術、物流、建設分野などが含まれる。また、同ワークセッションには在ベトナム日本大使や日本企業からの代表団らが参加している。
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9つのプロジェクトは総額44億USドルに上ると予想されており、同市は海外からの投資を積極的に誘致している。同市は今年8月にも投資促進会議を開催する予定で、在ベトナム日本大使の梅田邦夫氏は、同会議に関する詳細情報の提供を求めている。
また今回のワークセッションには前国家主席を務めたチュオン・タン・サン氏も出席し、病院、学校、科学技術施設といった社会分野への投資を日本側に要請した。
カントー市は昨年12月にも、各工業団地とカイクイ港(カイラン区)を結ぶ全長30kmの幹線道路建設に対して、15兆ドン(約740億円)のBOT(建設、運営、譲渡)投資を呼び掛けている。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
現在日本企業はメコンデルタ地域で、農業におけるハイテク活用やインフラ、職業訓練、水源管理など20のプロジェクトを展開している。特に農業分野では、ベトナム政府は土地・水面賃貸料の優遇やハイテク農業への土地提供など、農業発展を支援する政策を多数公告して、日本を含む投資家に最良の条件を提供している。
メコンデルタ最大の都市であるカントー市は、今後も日本企業による投資により、同地域を活性化させていきたい考えで、日本企業にとって有利な投資環境が提供されているメコンデルタは、引き続き注目の投資先といえるだろう。
(参照)https://en.vietnamplus.vn/can-tho-city-woos-japanese-investors/129811.vnp
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