ミャンマー議会にて旧与党幹部が新議長に選出 与党NLDの議員からは不満の声
ミャンマーにて、辞任した人民代表院(下院)のウイン・ミィン議長に代わり、旧与党で連邦団結発展党(USDP)の元幹部ティー・クン・ミャッ議員が新議長に選出された。
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3月22日に行われた議長選挙の結果をThe Voice紙が3月23日に伝えたもので、ティー・クン・ミャッ議員は280票を獲得し、国軍が推薦した元国軍中将のタウン・エー議員(141票)を破って当選した。
ティー・クン・ミャッ氏は、シャン州北部クッカイン郡選出のカチン民族の議員で当選回数は2回。USDPの元幹部でシュエ・マン元連邦議会議長と近しい人物と言われ、シュエ・マン氏が議長の地位から失脚した際には同氏も党幹部の地位をはく奪された。地元の民兵組織の指導者となった経験があり麻薬取引に関わっているとの報道があったが、本人は否定している。
ティー・クン・ミャッ議員が新議長に選出されたことにより、国軍との関係が厳しくなると予想する政治評論家がいる一方で、良好になると評価する専門家もいる。アウン・サン・スー・チー国家顧問を含む党幹部の人選であるとみられるが、旧与党幹部が新議長に選出されたことに対し、与党NLD所属の一部の議員から不満の声が上がっている。
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