ドイツ・アウディ、18年にブリュッセル工場でEV量産開始
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の高級車大手アウディは20日、ベルギーのブリュッセル工場で2018年から純粋な電気自動車の量産を開始すると発表した。ブリュッセル工場では電池の生産設備も整備する。
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この電気自動車はスポーツSUVで、アウディのSUV「Q7」と「Q5」の間に位置付けられる。車載充電池1基と電気モーター3基を搭載し、1回のフル充電による航続距離は500キロメートルを超える。
今回の措置に伴い、ブリュッセル工場で生産しているアウディ「A1」は将来、スペインのマルトレル工場へ、また、マルトレル工場で生産しているアウディ「Q3」は、ハンガリーのジュール工場に移管する。
■ 電気自動車のプラットフォーム、VWグループで共有
アウディによると、ブリュッセル工場で生産する電気自動車は、1基のモーターが前車軸をその他2基のモーターが後車軸を駆動する構造で、3基合わせた電気モーター全体の出力は320kWとなる。瞬間的に370kWに達し、トルクは800Nmを超える。
メディア報道によると、この電気自動車のモデル名は、アウディ「Q6 eトロン」となるもよう。アウディはこのほか、「A7/A8」をベースにしたクーペとスポーツカーの発売も計画しているという。
また、「Q6 eトロン」に採用する電気自動車用のプラットフォームは、VWグループで共有され、アウディの他のモデルやポルシェ、VWの「ゴルフ」以上の上級モデルに採用される計画という。
photo by David Villarreal Fernández on flickr
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