原発廃炉が続き電力不足が懸念される台湾 火力発電所建設計画が条件付きで通過
台湾の環境保護署(環境省に相当)は14日、環評大会を開き、台湾電力が提案している新北市瑞芳区の深澳火力発電所建設計画について審議し、条件付で通過した。
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台湾は原発が次々に廃炉となることから電力不足の危機がいわれており、新たな発電所の建設が急務となっている。環評大会は4時間にわたって議論され、投票の結果、8対8と賛否が分かれたが、最後に環境保護署の副署長が原案を修正して賛成票を投じ、決着した。
修正は、硫黄酸化物の排出量を毎年4,420万トンから1,438万トンに減らし、環境汚染を防ぐという条件。深澳発電所は2007年に老朽化のため閉鎖されたもので、新計画では120万キロワット規模の発電所に生まれ変わり、2025年の商業運転を目指している。
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