急増するフィリピンのホテル客室数 マニラを中心に世界的なホテルチェーンが続々開業
タイなどと較べて同レベルではホテル代が高いといわれるフィリピンで、相次いでホテル建設が行われている。
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2017年度は3400室が増え、これは前年の1600室実績から比べると倍以上に増えた。
更に2018年度中にはマニラ首都圏を中心に新たに3400室が増え、2018年から2021年の3年間では約8000室が増加する見込みと、業界関係者は言及した。
2018年中に開業する名の通ったホテルではグランド・ハイアット・マニラが461室、アヤラ財閥が運営するセダ・ボニファッシオ・グローバル・シティが324室、タイで著名なデュシットが125室を開業する。
この他、世界的なホテル・チェーンがフィリピンでの開業を計画中で、マリオット、アコール、ヒルトンなどのグループが挙げられている。
これらホテル・チェーンはマニラ首都圏に限らず、開発著しいクラークや、公害が顕著ながら山の観光地として有名なバギオなどに進出を考えている。
また、これから観光地として人を集めるであろう、大統領の地元ダヴァオや海岸が売り物のラ・ウニオン、首都圏に近いバタンガス、パナイ島の中心イロイロ市などを有望と見ている。
この中で、アヤラはホテル事業にセダという名前を付けて進出し、セブから撤退したマリオット・ホテル【写真】を、自社ホテルにし、近くにも新築の自社ホテルを建設中。
また、観光地として伸びているパラワン島、及び首都圏のビジネス中心地マカティ市に新ホテルを開業する計画となっている。
この他、中級レベル及びそれ以下のホテル開業も首都圏やセブなどの都市部で相次いで開業、あるいは計画中で、業界関係者は乱立による値崩れを警戒する見方も強い。
しかし、利用する側には客室料金が下がることは歓迎するとの声もある。
このフィリピンの客室数急増は、儲かるから真似をするフィリピンの商形態そのものと批判もあって、需要と供給を冷静に分析するべきではないかとの指摘もあり、2020年東京オリンピックを目指して急増する日本のホテル客室数がオリンピック後には不況に陥る予測の例を挙げている。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&command=body&no=348&
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