オリックス、モバイルユーザーが急増する中国のフィンテック企業に64億円出資
オリックスは、中国の個人信用情報サービス会社のウィーキャッシュ社に約64億円を出資すると発表した。
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ウィーキャッシュ社は中国で人工知能(AI)の開発を手掛けるベンチャー企業で、電話の通話履歴など個人のビッグデータを収集、分析し、支払い能力を見極めて個人信用情報として金融機関や事業会社などに提供するサービスを行っている。
個人の返済能力は通常10秒以内に自動で判断可能で、数十の金融機関との提携実績があり、お金を借りたい利用者は、ウィーキャッシュから貸し手を紹介してもらうことも可能だ。
中国では人口の30%だけが銀行からの借り入れを行っているという統計がでており、近年では個人間の少額の資金を融通するP2P金融が拡大しており、2016年12月末には消費者向けのインターネット融資残高が20兆円以上にも及んでいる。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
同国では現在、ネット利用者の数が7億7000万人にも上っている。モバイルインターネットが高度に発展する中、携帯電話でネットに接続する人が急増を続け、ネット利用者の97.5%がモバイル端末利用者となっている。
こうしたスマートフォンを活用したライフスタイルの定着に伴い、各種ネットサービスの利用率が上昇を続けている。
サービスシーンの多様化、モバイル端末のスマート化、モバイルデータ通信の大容量化に伴い、ネット利用者がモバイル端末にシフトしている中、ネットアプリを使用したサービスこそが最大の商機なのではないだろうか。
(参照)https://www.asiaventurepedia.com/2018/03/01/orix-invests-60m-in-chinese-fintech-startup/
https://www.bizjournals.com/prnewswire/press_releases/2018/03/01/CN23221
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