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観光立国として躍進するシンガポール 外国人来訪者数と観光収入が2年連続で過去最高

観光立国として躍進するシンガポール  外国人来訪者数と観光収入が2年連続で過去最高

シンガポール政府観光局(STB)が12日に発表した観光統計によると、2017年は外国人来訪者数と観光収入がともに2年連続で過去最高を上回った。

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外国人来訪者数は前年比6.2%増の1,740万人で、観光収入は前年比3.9%増の268億Sドルを記録した。主要15市場のうち、中国、インド、ベトナム、フィリピン、米国、英国、ドイツからの来訪者数が過去最高を記録。来訪者数が最も多かったのは中国、インド、インドネシアからで、特にインドからの来訪者数の増加率が最も高かった。
 
クルーズ業界の成長も著しく、客船による来訪者数も前年比17%増の138万人と過去最高を記録した。寄港する客船も前年比3%増の421隻だった。一方でやや伸び悩んだのが出張やMICE参加による来訪者数で、第3四半期までの来訪者数は前年同期比5%減の175万人だった。
 
観光収入の増加は、中国をはじめ、韓国、米国、英国からの来場者が牽引し、中国は3年連続で収入源トップと貢献。STBによると、中国と英国はレジャー客の増加にともない宿泊費やショッピング代が増え、米国からの来場者はショッピング代だけでなくMICE関連での出費が増加した。
 
ライオネル・ヨウSTB長官は、2018年の観光業についても引き続き成長が見込まれるとし、通年の来訪者数は1,760~1,810万人、観光収入は271~276億Sドルと予想した。

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