タイでプレミアムコーヒー市場が急成長 ネスレが同国に大型投資
スイスのヴヴェイに本社を置く、世界最大の食品・飲料会社「ネスレ」は、2018年にタイの工場で新たなプレミアムインスタントコーヒーの生産を開始する予定だと発表した。
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タイはネスレが事業展開を行う国の中で、イギリス、日本についで世界3位のマーケットとなっている。同社は今回の新製品の開発に向け、タイ人の好みに合わせたものを作ることによって販売の拡大を目指す。新製品の開発技術への投資額は4億5000万バーツが投じられる予定で、製品に含まれる糖度を1〜2グラム低下させることを目標としている。
現在、プレミアムコーヒーマーケットにおいてネスレは42%のシェアを獲得しているが、新製品の開発により、さらにシェアを伸ばしていきたい考えだ。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
同国でのコーヒーマーケットの規模は年間180億バーツに達しており、内訳は120億バーツが既にミルクや甘味料が加えられたタイプ、40億バーツがインスタントコーヒーとなっている。
タイ国内ではコーヒー消費者の約8~9%がブラックコーヒーを好んで飲んでいるとの数値が発表されているが、ブラックコーヒーの愛飲率は上昇傾向にあるという。タイのプレミアムコーヒーマーケットは12億バーツ規模だが、年間成長率は20-30%と大きな成長マーケットとして注目が集まっている。
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