2015年7月29日
旅行代理店、新規開業の条件を厳格化すべきとの声
オンラインによる航空券、ホテルの予約などで収益が減少していると言われる旅行代理店だが、一方で、新規開業する旅行代理店もあとを絶たず、新規開業の条件を厳格化すべきとの声が上がっている。
シンガポール観光庁(STB)によると、人件費の高騰やオンライン予約の台頭により、閉鎖に追い込まれる旅行代理店は増加。閉店数は2012年が96店から、2014年には114店と増えた。しかしながら、STBに登録している旅行代理店数は2012年時の1,096店から、今年5月時には1,195店に増加した。
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業界関係者は、新規参入が絶えない背景には、新規参入の規制が緩く、手っ取り早くお金を稼げる業種であることを挙げている。さほどハードルが高くない条件と合わせて、資本金が10万Sドルあれば、STBから旅行代理店営業許可のライセンスを取得することができる。
シンガポールでは、昨年1月に大手旅行代理店Five Stars Toursが倒産し3,000人の旅行者に影響がでた。今年5月にはAsia-Euro Holidaysが突如閉鎖し、閉鎖の影響を受けた顧客は少なくとも500人いたと言われている。
~The Straits Times 7月28日~
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