2016年1月20日

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2015年のEU域内の新車販売9.3%増、2年連続でプラスに

2015年のEU域内の新車販売9.3%増、2年連続でプラスに

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の2015年12月の新車販売(登録)台数は110万9,927台となり、前年同月から16.6%増加した。販売増は28カ月連続。通年では前年比9.3%増の137万3,526台で、2年連続で伸びた。一方、最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は排ガス不正問題が響き、07年以来のシェア減少となった。

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通年の販売台数はルクセンブルク、エストニアを除いて増えた。主要市場ではドイツが5.6%、英国が6.3%、フランスが6.8%、イタリアが15.8%、スペインが20.9%の幅で伸びた。
 
欧米の主要メーカーは軒並み増加。特にBMWが12.4%増、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が14.1%増、ダイムラーが17.3%増と好調だった。VWは6.1%増加したが、シェアは前年の25.4%から24.6%に縮小した。
 
日本勢ではホンダが唯一、0.7%減と低迷した。上げ幅はトヨタが7.3%、日産が16.8%、マツダが21.4%、スズキが12.5%、三菱が32.1%だった。
 
EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は前年比9.2%増の1,420万2,024台だった。
 
EUの新車販売市場はリーマンショックを機に冷え込み、14年まで6年連続で販売が低迷していた。2年連続の増加で回復は軌道に乗ったものの、ACEAは「販売数はようやく2010年のレベルを超えたに過ぎず、なお低水準にとどまっている」と指摘した。
 
photo by jo.sau on flickr

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