シンガポールとマレーシアの取引所を統合 ASEAN統合株式市場実現を目指す
シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)とマレーシア証券委員会(SC)は2月6日、両国の証券取引所を年内に連結させることで合意したと発表した。シンガポールの投資家はブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)上場銘柄を、マレーシアの投資家はシンガポール取引所(SGX)の銘柄を、スムーズにかつ低い経費で売買できるようになる。
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両国はこの連携を、ほかの東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の取引所にも拡大する計画で、ASEAN統合株式市場の創設につなげる。
SGXとブルサとの連携には株の売買だけでなく、決済面の取り決めも含める。MASとSCは監督環境を完全なものにするため、国境を超えた監督・執行の取り決めを結ぶ。
MAS幹部のリー・ブーンギャップ氏は「相手国株の売買を奨励するもので、両取引所の流動性が増す」と期待を表明した。SCのランジット委員長は「ASEAN投資家に、域内株への投資を促す重要な一歩となる」と語った。
現在、シンガポールの投資家がマレーシア株を売買する場合、マレーシアの証券会社に口座を開設している地元証券会社を経由しており、取引所関連手数料のほか、証券会社2社に手数料を払わなければならない。今回の連携では、取引経費が抑制される見通しだ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/45849/
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