台湾発「3D視覚認識ロボット」が日本に進出 1000セットの販売を目指す
台湾ソロモンテクノロジー(陳政隆董事長)は、産業ロボット用の3D視覚認識ピッキング&プレイスシステムの開発、拡販に力を注いでいる。
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台湾・中国で販売が軌道に乗り始めたことから、グローバル展開に着手。なかでも、日本でのビジネス拡大に意欲的だ。現在、FA機器のディーラーやSIerなどを販売パートナーとして獲得することを目指している。日本を主要なビジネス地域として確立することで、2018年中に1000セット程度の販売を目指す。
ソロモンテクノロジーは台湾・台北に本社を置き、エンジン発電システム、ガスエンジン発電システム、産業オートメーション、ディスプレイパネル、電子部品などの製造を手がけている。設立から40年以上の歴史をもち、台湾では大手ベンダーに位置づけられているが、「グローバルレベルでは、まだまだ知名度が低い」と陳董事長はかみ締めている。
グローバルビジネスをさらに拡大するため、乗り出したのが産業ロボット用ピッキング&プレイスシステムだ。3D視覚認識技術を応用してシステムを開発。AIが画像分析を行うための学習手法の一つであるCNN(畳み込みニューラルネットワーク)を採用した。このシステムの提供を17年から開始、台湾と中国で50セット程度の導入実績が出たことから、グローバル展開に踏み出した。
日本を主要なマーケットに選んだのは、「品質の高さを求めている顧客が多い」と判断したため。まずは、販売パートナーの開拓を図っている。その一つとして、産業用ロボットの総合展示会である2017国際ロボット展にも出展した。「手応えは十分にある。日本でパートナーがみつかれば1年間で1000セットを販売する可能性は高い」と自信をみせている。
(週刊BCN+ 佐相彰彦)
ソース:https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20180125_160595.html
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