2018年1月12日

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2017年の訪日外国人数、前年から19%増の2869万人に

2017年の訪日外国人数、前年から19%増の2869万人に

12日に行われた閣議後の記者会見で、石井国土交通大臣が2017年の訪日客数は過去最高の2869万人になったと述べたことを各紙が報じた。2016年の2403万人から、実に19%の増加率となる。政府が掲げる、2020年までに4000万人の訪日客という目標が現実味を帯びてきた。一方で、受け入れる側の問題も顕在化してきている。そのため、そうした問題を解決するサービスに商機を見出す企業も増加している。

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例えば、インフラや宿泊先の問題は深刻だ。急激な訪日客数の増加により、ホテルや旅館の価格が高騰している。受け入れ先の不足により、「民泊」サービスの需要なども高まっている。日本政府も今年の6月には、現在一部地域に限られている「民泊」を全国的に解禁する意向を示している。しかし、既に外国企業による「民泊」サービスが実質的に運用されており、訪日客増加の恩恵を得ている状況だ。
 
外国の業者による利益獲得は、「民泊」事業に限らない。不慣れな土地での移動を助けるようなガイド業者なども増えつつあるようだ。中には悪質な業者などもあり、日本観光そのもののイメージに害を与えるケースまで出てきている。
 
訪日客の増加は、日本企業にとってだけのビジネスチャンスではない。外国人の嗜好・習慣を知り尽くした外国企業が競合となることを忘れてはいけない。大きく広がるチャンスに対し、日本人として、日本の魅力を最大限に伝えるためのサービス・工夫が求められている。

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