JICA、インドネシア向け円借款供与で都市高速鉄道の整備
「国際協力機構」(JICA)は12月4日、インドネシア共和国政府との間で、2件、総額771億37百万円を限度とする円借款貸付契約を調印した。
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近年のインドネシア経済は、国内消費及び民間投資が牽引し、安定的な成長を維持してきた。2013年以降は、国際経済環境の悪化等により実質GDP成長率は4~5%台とやや減速しているものの、中期的には、力強い成長が期待されている。
ジャカルタ首都圏全体の人口は約2800万人(2010年)と過去10年間で約 1.3倍(年平均約2.8%)に伸びている。また、過去10年間で郊外からジャカルタ中心部への通勤者数は約1.5倍、車両登録台数(ジャカルタ首都圏)は約3.6倍と急増。これに伴い、深刻な交通混雑や排気ガスによる大気汚染等の交通公害が大きな課題となっている。
今回供与された円借款事業「ジャカルタ都市高速鉄道事業(II)」「ジャカルタ都市高速鉄道東西線事業(E/S)(フェーズI)」は、交通混雑が深刻なジャカルタ首都圏で、インドネシア初の地下鉄を含む都市高速鉄道システム(Mass Rapid Transit(MRT))を建設することにより、旅客輸送力の増強及び交通混雑の緩和に貢献するものとなるという。
photo by nSeika on flickr
ソース:http://lifenesia.com/nikkei/jica_26122015/
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