シンガポール、高齢者の増加で医療費は急増、増税で歳出増に対応
ヘン・スイーキアット財務相は6日、チャンギ総合病院、セント・アンドリュース・コミュニティー病院を訪問した際の会見で、社会の高齢化で医療支出が先行き3~5年間、急増するとの見通しを示した。歳出増は、増税か新税創設で賄う。
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保健省予算は2010年が40億Sドル(約3,329億4,100万円)、今年度が100億Sドル(約8,323億5,200万円)で、20年までには30億Sドル(約2,497億600万円)増加し、130億Sドル(約1兆820億6,000万円)になる見通しだという。
南洋理工大学(NTU)のクア経済学教授によると、政府は医療費を補助しており、補助対象の市民が増加しているため、医療支出も必然的に増加するという。
ヘン氏は30億Sドルとの数字について「現時点での想定。今後数年どう対処するかに左右される」と語った。
病院ではヘン氏は新たな医療技術の説明を受けた。1つはチャンギ総合病院の理学療法士と日本の新興企業が共同で開発した、患者の足取りを測定する装置で、回復期にある脳卒中患者に有用だという。傷の程度を判断できるスキャナーはシンガポールのクロニカレが開発した。スマートフォンと既製品の赤外線カメラを組み合わせ、数秒で傷の深刻度、深さが分かる。病床移動機は、通常なら2人必要な病床の移動が1人でできる。
ソース:http://www.asiax.biz/news/45274/
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