ベトナム・ホーチミン市に「ロシアンマーケット」が出現する理由
近年、ベトナム・ホーチミン市の中心部に数々のロシアンマーケットが出現している。こうしたマーケットでは木製の人形やロシアの土産物、暖かいロシアの衣料品などを販売している。
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第1区のVo Van Kiet通りにあるロシアンマーケットは2009年に始まった。2000平米、3階建の建物には衣料品、履物、バッグ、家庭用品などを販売する200ものブースがある。
製品は手頃な価格で品質も確かである。マーケットにはたくさんの客が訪れるが、その多くがロシア人である。
このマーケットで商店を開いて8年以上になるLuu Thi Ngaは、マーケットはいつも賑わっていると話す。多くのロシア人ディーラーがここで購入した商品をロシアで売っている。
「ロシア人には寒冷地用衣料品が一番人気がある、ロシアの冬は長いから」と彼女は話す。
ロシアンマーケットの取締役を務めるVu Anh Duongは、このマーケットの商店主はロシアで留学したり、働いたりした経験のあるベトナム人がほとんどだと話す。
ロシア人以外にも、このマーケットにはマレーシア、日本、韓国、英国、米国などの客が訪れる。海外への出張や旅行で寒冷地用の洋服が必要になったベトナム人も訪れる。
「食品や土産物、ロシアから輸入された衣料品などを販売するセクションもある。マーケットはベトナム人とロシア人の文化交流の場となっている」と彼は話す。
第3区のVo Van Tan通りのThe Russia Shopはホーチミン市のもうひとつのロシアンマーケットである。ロシアの土産物マトリョーシカ人形、チーズ、黒パン、お茶などの食品が販売されている。
商店を経営するLe Thi Thu Huongは、ロシア人の客が多く、毎日メールや電話で数多くの注文を受けていると話す。「ソース、サラダドレッシング、缶詰、魚、チョコレートなどの食品が特に人気がある」
ロシア商品はロシアンマーケットに加え、ホーチミン市の多くのスーパーマーケットで取り扱われている。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3147.html
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