シンガポール、通年のGDP増加率予想、通産省が上方修正
通産省は23日、第3四半期の国内総生産(GDP)増加率が前年同期比5.2%と、2013年来の高水準だったと発表した。堅調な外需を背景に、製造業、卸売業、金融・保険、運輸・倉庫部門の生産高が増加した。これを受け同省は今年通年のGDP増加率予想を2~3%から、3~3.5%に上方修正した。
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一方で物価上昇率予想はこれまでどおりで、シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)は為替相場の現行維持を目標にする中立政策を維持する。
国際企業庁(IE)も通年の非石油地場輸出(NODX=石油・再輸出を除く輸出)の前年同期比増加率予想を、5~6%から6.5~7%に上方修正した。電子機器輸出が好調で、製造業の成長をけん引している。
GDPの3分の2を占めるサービス業の第3四半期の増加率は3%だった。宿泊・飲食以外の全部門が生産高を増やした。
製造業の生産高は同18.4%増と顕著な伸びを示した。ほとんどの部門で生産高が増加したが、リグ、造船など海洋・オフショアは低迷から抜け出せない。
不振の建設について通産省は、この先2年は公共事業が前倒しされるため、改善が見込めるとした。
ソース:http://www.asiax.biz/news/45172/
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