2015年12月22日

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米国の利上げ決定も、香港各行に追随見られず

米国の利上げ決定も、香港各行に追随見られず

米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決定したのを受け香港金融管理局(HKMA)は12月17日に基本利率を引き上げたが、各銀行には香港ドル金利を引き上げる動きは見られていない。

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18日付香港各紙によると、HKMAは7年ぶりに基本利率を引き上げて0.75%としたが、香港上海銀行(HSBC)、中国銀行(香港)、恒生銀行は現在のプライムレート5%、普通預金金利0.01%を維持すると発表した。
 
HKMAの陳徳霖・総裁は17日、「香港も米国に合わせて金利を正常化すれば住宅市場の健全な調整と発展に有利」と述べたものの、いつ不動産市場の過熱抑制策を緩和するかは明らかにしなかった。また2008年から流入した1300億米ドル相当の投機資金が流出を始めると予想している。
 
一方、中国銀行(香港)の卓亮・高級エコノミストは「香港の銀行は流動性が高く短期的には利上げ圧力はないため、来年末になって利上げする」との見方を示した。
 
photo by gyverchangphotos on flickr

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