不動産投資部門、三井が年内にシンガポールに設立へ
三井物産はシンガポールに不動産投資部門を設ける計画だ。三井はこれまで上流部門が中核事業だったが、今後は消費者領域のビジネスが有望とみており、この一環として進める。
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森本卓アジア・大洋州三井物産社長兼シンガポール支店長によると、データセンターや倉庫など商工業ビルへの投資を考えている。商工業ビルは現在、過剰気味だが、循環的なものであり、長期的に成長の潜在性があるという。シンガポールだけでなく東南アジア全域の不動産を投資対象にしている。アジア・大洋州三井物産はニュージーランドからパキスタンまでを統括する地域本部。
三井物産は2012年、フュージョノポリス5開発で政府系不動産のアセンダスと提携。昨年は元CPFビルの再開発で、東京建物およびアセンダス・シングブリッジ・グループと提携。35%の権益を取得した。
アジア・大洋州三井物産の昨年度の御売上高は20億6,000万米ドル。三井物産はシンガポールで、カーシェアリングのカー・クラブ、病院経営のIHHヘルスケアなどに出資している。シンガポールでの駐在員事務所開設は126年前の1891年。森本氏は4月の赴任で、新たな成長分野の確立が任務だ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/44814/
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