香港・司法長官、国際競争力ランクの評価に反論
香港の袁国強・司法長官は9月28日、世界経済フォーラム(WEF)が発表した競争力リポートで、司法の独立が昨年の8位から13位に後退したことについてコメントした。
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袁長官は立法会議員の宣誓問題と基本法解釈との関連について聞かれ、「司法の独立は2つの面から見ることができる。1つは客観性で、制度上または裁判官1人1人が案件を処理する際に何らかの干渉を受けるか。私は何ら司法の独立に影響を与える客観的要素は見当たらない。客観的要素以外に印象的要素があり、香港社会または国際社会の見方に影響を与えるが、最後はこれら主観に頼らず事実を見るべき」と述べた。
同日付香港各紙によると、昨今は裁判所の判決に対して刑が重いと「司法は死んだ」、刑が軽いと「警察が捕まえ裁判官が逃がす」など立場によって異なる批判があるが、香港大学法律学院の陳文敏・教授は「リポートが司法の独立後退の理由に触れていないので論評は難しい」と述べた。
また香港理工大学専業及持続教育学院の陳偉強・講師は、セントラル占拠行動で駒になった学生らは起訴されたが黒幕が起訴されていないのは律政司が外部勢力を恐れているためではと指摘した。
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