アフリカ現地で需要の高い100均商品とは?
タンザニア、ウガンダ、ザンビアにて、「どんな100均の商品が人気があるのか?」を現地に住む方20名程を対象に調査した。
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日本の大手100均にて販売される100均商品、計80個を調査対象とした。
商品カテゴリは、
・美容小物
・(簡易的な)食料品
・文具
・電器小物
・衛生用品
・下着・衣類・装飾品
・掃除用品
・雑貨、生活雑貨
・収納用品
・キッチン用品
・防犯用品
・その他
と、満遍なく用意した。
(参考)持参した100均商品の一部
市場調査の一環として、現地に住むアフリカの方に「(用意したもののうち)何が欲しいか?」、「それはなぜか?」、「他に欲しいものはあるか?」といった質問を投げかけてみた。
(ザンビアに住む友人の奥様への調査時に)
その結果、
・ネックレスなどの装飾品
・化粧水
・エクステ
・ネズミやゴキブリの捕獲用シート
・3色ボールペン
などの人気が非常に高いと判明。
今回の調査結果から、
・誰に
・どんな商品が
・どの位のクオリティで
・どの価格レンジであれば
良く売れるのか?の初期的な仮説が浮かび上がってきた。
しかしながら、ネガティブな側面も判明。
今回の調査で改めて確認出来たこととして、
「日本の製品、特に消費材系をアフリカ現地の人が求める価格レンジで販売するのは困難」
という厳しい現実が挙げられる。
商品価格に加えてフリートや関税を含めて考えた場合、其の様な結論となってくる。
しかしながら、これが耐久性が求められる消費財だと少し話が違ってくる。
「この商品はいくらだけど、安いやつと違って何年ももつから、結局こっちの方がお得!」
といったロジックで、価格が高くてもランニングコストの観点から購入されることが期待出来る。
もちろん、それはきちんと商品価値を伝達するマーケティングが成功して機能したら、の話となる。
しかしながら、きちんと商品価値があり、耐久性が高い消費材であれば、その様な噂はアフリカ市場では口コミで広がりやすい。
カネカのウィッグが良く売れているのは、女性が日常的に使用するウィッグの耐久性の高さ、が一因となっている様だ。
単発ではなく、品質が高い故に長く使用出来る商品こそ、進出検討の価値がある商材といえる。
※参照:アンドアフリカ合同会社、コーポレートウェブサイト
http://andafrica.co.jp
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