シンガポール、8月の非石油地場輸出は17%増、半導体輸出がけん引
シンガポール国際企業庁(IE)が9月18日発表した8月の非石油地場輸出(NODX=石油・再輸出を除いた輸出)は前年同月比17%増の147億Sドル(約1兆2,168億円)だった。7月のNODXも同7.6%増加しており、エコノミストは第3四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比3.5~4%の増加を予想している。NODXは前月比では4.5%の増加だった。
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NODXのうち、前年同月比で電子機器輸出は22%増加した。集積回路(IC)、ディスクメディア商品の輸出が増加した。電子機器輸出の増加は10カ月連続。
電子機器以外の輸出は15%の増加で、非貨幣用金、石化製品、特殊機械の輸出増が貢献した。変動の激しい薬品輸出は、7月は54%減だったが、8月は9%減に収まった。
国・地域別では、上位10市場のうち台湾以外はすべて増加した。対中は43%、対香港は42%、対韓国は62%、それぞれ増加。対日は33%増だった。
製造業の先行きを示す中間財輸入は46億Sドルで、前月と同じ。域内・世界貿易の傾向を示す非石油再輸出は12%増だった。石油貿易も含めた総貿易は15.6%増の823億Sドル。
野村証券のシンガポール経済チームによれば、半導体チップ需要がシンガポール経済をけん引しているが、輸出需要は近く勢いを失う可能性があるという。最大の貿易相手である中国経済の減速も懸念材料だ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/44480/
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