フィリピン・セブより小型飛行機による離島への定期路線開始
マニラから、過去3ヶ月間に15の直接路線を開いた小型飛行機運航会社『Air Juan(エアー・フアン)』は8月1日からセブを基地とする路線の定期運行を始めた。
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使用される機種はセスナ社の『グランド・キャラバン』【写真】で、乗客9人と運航乗務員2人の計11人乗りの単発機。
この機種は現在ミンダナオ島マラウィ市で政府軍とイスラム武闘グループとの戦闘で、軍の偵察機として使用されている優れもので生産機数は現在までに2000機以上。
セブからの路線はセブ島北部にあるバンタヤン島、開発著しいボホール島、同島南のシキホール島など離島路線に特化している。
一例としてバンタヤン島へは週2便の運行で料金は片道1288ペソから3488ペソまで設定し、40分の飛行時間。
従来バンタヤン島へはチャーター便しか飛ばず、また陸路と船利用だと半日がかりになり、今回の定期便就航により利便性ははるかに高まった。
なお、同社は2012年の設立で、フィリピンで水上機による商業運航をした初めての航空会社として知られる。
そのため、セブ島北端のダアンバンタヤン町に近年開業した高級リゾートへ水上機によるチャーター便を飛ばしていて、飛行場のない離島への航路開拓も狙っている
水上機の機種は現在運航している機種とセスナ社製と同型だが、新しく調達されている。
同社は4000に及ぶ有人島を持つフィリピンの特性から、今後、離島と都市を結ぶ航空事業は有望と見ていて、将来的には30人程度の乗客を運べる中型機の調達を予定している。
このように既存の航空会社が運航していない路線は、今後の経済の発展とともに生ずる人の動き、及び従来の観光客の高級化志向から、隙間業種として期待されるが、富裕層向けのリゾート路線に限定される指摘もある。
なお、フィリピンにはこのような小型機の運航による航空会社は多く、主力はチャーター便となっている。なお、マクタン・セブ国際空港からは『AIRSWIFT』がパラワン島のリゾート『エルニド』へ定期的に運航している。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&config=&command=body&no=329
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