ベトナムの履物類・バッグの最大市場はアメリカ
ベトナム関税総局の2017年1月から5月までの統計によると、米国がベトナムの靴類、バッグ、スーツケースの最大市場であった。
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ベトナムニュースは7月19日、履物類の米国への輸出額は19億9000万米ドルで対前年比13.9%の伸び、ベトナムの履物類の総輸出額のうち35.2%を占めたと報じた。
米国に次いで欧州連合(EU)への輸出額が17億6000万米ドルで前年比9.7%増、総輸出額の31.15%を占めた。
その他の主要輸出先は中国が4億1840万米ドル、前年比31.1%増、日本2億8440万米ドル、前年比4.4%増、韓国1億5830万米ドル、15.5%増などであった。
今年1月から5月までのハンドバッグ、スーツケース、ブリーフケースの輸出でも米国が最大市場であった。輸出額は5億5500万米ドル、前年比6%の増加となった。EUが続き、輸出額は3億6500万米ドル、前年比8.2%増。その他の主要輸出先は日本が1億4650万米ドルで1.7%増、中国が5760万米ドルで6.8%減、韓国が5280万米ドルで0.4%減であった。
関税総局の統計によると、2017年上半期の履物類の総輸出額は87億米ドルで前年比11%の伸びとなった。ベトナム皮革・履物協会(Lefaso)によると、現在、ベトナムは100か国以上に履物類を輸出しており、そのうち72か国で輸出額が100万米ドルを上回る。
貿易専門家によると今年は世界経済の復調が見込まれており、また、中国政府はハイテク技術への転換を進めるために繊維・製靴産業への投資インセンティブを削減し続けると予測される。そのため、履物類やバッグの製造は中国からベトナムへの転換がさらに進むと予測されている。
2017年の皮革・履物産業の総輸出額は2016年から10%伸び、178億米ドルに達するだろうと専門家は予測する。この数値を達成するためには、製靴企業は自由貿易協定(FTA)の恩恵を最大限に活用し、ベトナムと自由貿易協定を結んでいる国々の市場を開拓していくべきだと皮革・履物協会は述べた。
皮革・履物協会はさらに、企業は革新的な生産モデルへの投資を進め、国内のみならず世界の履物の生産チェーンに参入していく必要がある、技術や機材を刷新し、生産を拡大し、生産性と輸出製品の品質を上げていく必要があると続けた。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_2951.html
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