海水・淡水を処理できる脱塩プラント、マリーナ・ベイで起工式
ケッペルは6月29日、マリーナ・ベイ・ゴルフコース隣接地でマリーナ・イースト脱塩プラントの起工式を行った。海水と淡水の両方を処理できる、この規模では世界初のプラントで、完工は2020年1月の予定。
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地下に脱塩設備を建設し、地上部は誰でも利用できる2万平方メートルの屋上庭園とする。サッカー場3つ分の大きさで、一度に700人が利用できる。庭園の周囲には階段式の人工滝、歩道を整備し、公園間をつなぐパークコネクターの東海岸ループと連結される。
工事はケッペル・インフラストラクチャー・ホールディングスが担当、官民連携事業としてケッペルが建設、所有、運営する。上水生産能力は1日3,000万ガロン。既存の脱塩プラントはトゥアスに3つあり、淡水生産能力は計1億3,000万ガロン。ジュロン島にも官民連携方式でケッペルと同規模の脱塩プラントが建設される予定だ。
海水の淡水化には逆浸透技術を利用する。ケッペルのプラントには水の取り入れ口が2つあり、マリーナ貯水池から水を取り入れる場合、上水生産までの処理過程は少ないためエネルギー消費も少ない。
現在、シンガポールは水需要の半分をマレーシアから輸入の水に頼っているが、自給率を高めるため、1960年までには淡水化プラントとニューウオーターで同85%を賄う計画だ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/43751/
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