中国・人民元7カ月ぶり上昇、切り下げ圧力緩和
コンサルティング会社JLアドバイザーは6月21日に広発証券のリポートを配信した。
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3月のFEDの利上げに続き人民銀行は公開市場操作でリバースレポレートとMLF(中期貸出レート)を引き上げた。しかし先週引き締めは見られなかった。これについて3つの理由を考えている。
一つ目は通貨切り下げ圧力の緩和である。6月上旬に人民元は米ドルに対し7か月ぶりに上昇した。実際通貨は年初から2%以上上昇している。そのため人民銀行は切り下げを避けるために利上げをする必要がなかった。
2つ目に第2四半期の成長の勢いは減速していることがあげられる。経済統計は第4四半期に回復のペースが減速する可能性を示している。製造業PMI及びPPIの減速に伴い5月の鉱工業生産と固定資産投資も低調だった。経済成長は第1四半期に既にピークを迎えているため、人民銀行による経済成長の急速な減速を避けるための更なる引き締めはないと考える。
3つ目はデレバレッジは早い時期に成功している。人民銀行による「引き締め」政策の決定から、マネーマーケットは大幅に上昇している。
詳細はJLアドバイザーのHP(www.jladvisers.com) を参照。
>>あわせて読みたい 『人民元預金、4月末は5280億元』
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