シンガポール、一帯一路計画で協力を緊密化を確認
ビビアン・バラクリシュナン外相は6月12日、北京で中国の王毅外相と会談し、中国の提唱による海と陸のシルクロード「一帯一路」計画の推進で、これまで以上に緊密に協力することで一致した。しかしオブザーバーは、同計画で動く金の流れのうち、シンガポールが獲得できるのはわずかとみている。
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会談後の共同記者会見で王氏は「グローバリゼーションへの反発があるなか、中国とシンガポールは域内統合の擁護者として、課題に一致して取り組み、共通の利益を守る必要がある」と語った。
一帯一路で中国はインフラへの投資を通じほかの国との貿易、投資を促進し、過剰な工業生産力のはけ口を確保し、通貨の国際化を進めたい考えだ。
会談で王氏は協力推進の基盤として①中国、中央アジア、欧州、東南アジアを結ぶ貿易網②一帯一路プロジェクト推進のため、資金調達の場として金融センターであるシンガポールの利用③両国が訓練、技術移転を推進し第3国に進出――の3つを提案した。
東南アジア諸国連合(ASEAN)のインフラ整備需要は大きく、アジア開発銀行(ADB)によれば、2015年から2030年にかけ5兆5,000億米ドル(約605兆円)の資金が必要という。
ソース:http://www.asiax.biz/news/43537/
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